この動画について
第二部では、『インフレ時代の勝てる賃貸経営の考え方』というテーマで、元祖不動産投資家として数多くの書籍を出版している沢 孝史氏にご登壇いただきました。
物価上昇、建築コストの高騰…さまざまな変化が起こる中、不動産経営もこれまでの常識が通用しなくなりつつありますが、
そうした時代をどのように見極め、どのように「追い風」に変えるのか。
変化をチャンスに変えるヒントについてお話いただきました。

第91回北海道大家塾は、3月29日(土)に札幌駅近くの北農健保会館で開催され、会場セミナーに76名、You Tube ライブ(限定公開)同時配信によるWEBセミナーには77名、計153名の方にご参加いただきました。
第一部は、講師に株式会社KOMAVILLAGE 代表 仲尾 正人氏をお迎えし、『110万円の基礎控除を活用して知識と経験を相続させる ランドセル大家さん奮闘記』というテーマで、大人になったときの戦力になることを目指して、不動産投資に関わる知識やスキルを親子で実践的に学んでいく。そんなユニークな教育プラン「ランドセル大家さん計画」についてお話いただきました。
第二部では、『インフレ時代の勝てる賃貸経営の考え方』というテーマで、元祖不動産投資家として数多くの書籍を出版している沢 孝史氏にご登壇いただきました。物価上昇、建築コストの高騰…さまざまな変化が起こる中、不動産経営もこれまでの常識が通用しなくなりつつあります。そうした時代を、どのように見極め、どのように「追い風」に変えるのか。変化をチャンスに変えるヒントについてお話いただきました。
サポートパートナーの企業紹介では、新しく北海道大家塾 サポートパートナーに加入いただいた株式会社かぜさんにご挨拶をしていただいた後に、宅配ロッカーの株式会社フルタイムシステムさん、税理士法人エンカレッジさんにご案内をしていただきました。
また、サポートパートナーブースにて、参加者様からの質問等にお答えいただきました。

【第二部】講師紹介
1959年生まれ。法政大学卒業後、損害保険会社のサラリーマンとして10年間勤務。
独立を夢見てコンビニ経営に乗り出すが4か月で廃業、こつこつ貯めた1000万円をすべて失う。その後、製造業のサラリーマンとなって起死回生をはかり、1998年から副業として不動産投資を始める。
少額の資金から始めた投資であるが、25年間の投資総額50億円を上回る。
利益確定、資産入替えのための売却を行い、現在は新築物件を主体とし総額27億円
15棟161室の不動産を所有、家賃収入年間2億円の安定した賃貸事業を運営している。
インフレ時代の勝てる賃貸経営の考え方
第二部では北海道で初めてのセミナー登壇となる不動産投資家・沢 孝史さんをお迎えし、「インフレ時代の勝てる賃貸経営の考え方」についてご講演いただきました。
沢さんは元サラリーマン(損害保険会社勤務)からコンビニオーナーを経て、父親の経営する町工場に携わる中、取引先との会話がきっかけで、「家賃収入でローンを賄える物件」を探すことになり、不動産投資に興味を持ったそうです。
「特殊な能力がなくても誰でも取り組める。不動産っておもしろい。」
そんな想いから投資を進め、現在では新築物件を中心に総額27億円・15棟・161室を所有、年間家賃収入2億円という安定した賃貸経営を実現されています。
講演では、2022年から本格化したインフレ時代における投資の新ルールにフォーカスし、過去の手法にとらわれず現状に適応することの重要性を強調。
「利回りが低くても、資産価値があり長期にわたって継続できる物件づくりが目標です。」
現在はランドセット型の新築プロジェクトにも取り組んでいるそうです。
また、
- 売却時のポイント
- 新築投資における注意点
- 新築企画におけるこだわりポイント
などを、実際の物件写真を交えながら具体的にご紹介いただきました。
特に印象的だったのは、
「高く買う人に売るのではなく、価値のわかる資金力のある人に売る。
価値のある物件を作る。」
というお話。
さらに、金利や物価上昇率などを総合的に判断し、旧来の「利回り・キャッシュフロー」だけにとらわれない投資判断の重要性についても熱く語ってくださいました。
「どこかに必ずヒントがある。見方を変えればチャンスはどんな時代にもある。
推理ゲームみたいなところが不動産投資の醍醐味かな。」
インフレがいつまで続くかは不透明な中、沢さんの経験に基づいたお話は、今後の戦略を考える上で非常に参考になりました。
時代を見極め、変化をチャンスに変える多くのヒントをいただけるセミナーとなりました。

塾長 原田の感想
レジェンドの沢さんのお話は、長期にわたり賃貸経営を続けてきた方の重みと見識がありましたね。
学生時代は、数学が出来なかったと言っていましたが、セミナーは非常にロジカルで論理的。
数学的思考能力が非常に高い内容でした。
沢さんのお話を聞くと、インフレ時代の不動産投資は考え方を変えていかなくてはならないと思いました。
自己資金+借入+確定で資産増を目指すというのが沢さんの主張です。
その際に誰に売るのかについては、この様な事を言っていました。
高く買う人に売るのではない→資金力があり価値のわかる人に売る→価値ある物件を作る
CF<キャピタル の世の中になってくると「価値のある物件」「価値の落ちないエリア」が
非常に重要になって来ますね。
開催記録
●日 時:2025年3月29(土) 13:30-18:00
●参加人数: 153名(会場参加:76名、WEB参加:77名)