堅実に進めてきた15年間の不動産投資

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この動画について

第一部では元祖サラリーマン大家(現在は専業大家)としても有名な赤井 誠 氏にご登壇いただき、前半は「会社員時代から15年間、堅実に進めてきた不動産投資の戦略」について、後半は今後も勝ち残っていける強い投資家になるために大切だと考えていることを、講師自身の体験をもとにお話しいただきました。


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配布資料はこちら

配布資料は第一部と第二部で別れております


第61回北海道大家塾
原田塾長と講師の中本篤司さんと木津雄二さん
北海道大家塾
一般財団法人日本不動産コミュニティー 認定勉強会

 

第68回北海道大家塾は、札幌駅最寄りの北農健保会館に会場を設け、コロナ感染拡大防止対策を行なった会場セミナーには46名、You Tube ライブ(限定公開)の同時配信によるWEBセミナーには100名参加の中で開催されました。

 

第一部では元祖サラリーマン大家(現在は専業大家)としても有名な赤井 誠 氏にご登壇いただき、前半は「会社員時代から15年間、堅実に進めてきた不動産投資の戦略」について、後半は今後も勝ち残っていける強い投資家になるために大切だと考えていることを、講師自身の体験をもとにお話しいただきました。

 

第二部では『大家さんのための賢い車の買い方!』と題して、現在は大家業と共にカーディーラーのBRIDGE札幌グループ を経営される下山 綾 氏にご登壇いただき、「大家業にも役立ちながら、ランボルギーニやポルシェなど憧れのスーパーカーにも乗れる購入の仕方」について詳しくお話いただきました。

 

 

赤井氏と下山氏はゴルフ仲間としても親しい間柄。そのお二人からお話いただいた今回の北海道大家塾は、共に『不動産経営における「投資」の原理原則、または特に大切なこととは何か?』を改めて学ぶ機会となりました。

 

サポートパートナーの企業紹介は、「人気NO1都市ガス物件なら北ガスにご相談ください。」の北海道ガス株式会社さん、「大家業専用の高還元率のアメックスプラチナカードがオススメ」の株式会社クレディセゾンさんに会場で紹介PRをしていただきました。

 

今回は、サポートパートナーブースは設置せず、出入り口横にチラシを並べ来場者が自由にチラシをお持ち帰り出来るようにしてみました。

 

 

 当時の告知ページはこちらです。

第67回北海道大家塾 セミナー風景
TRUSS HOME株式会社 代表取締役 古川広毅 氏
オーナーズビジョン株式会社 高瀬洋一郎

北海道ガス株式会社 企業紹介
北海道ガス株式会社 企業紹介


【第一部】

講師紹介

元祖サラリーマン大家 赤井誠さん

赤井 誠(Akai Makoto)

 

元サラリーマン大家あかちゃんの不動産投資ブログ

http://akachan626.blog.fc2.com/

 

 

神奈川県横浜生まれ

北海道大学院 修了後、某電機メーカーにて研究・開発業務に携わる。

 

障害者の父を助けて早朝から夜中まで働きづくめの母からお金の大切さを学び、サラリーマンの傍ら、不動産投資・経営の勉強を始め、夜と土日は不動産経営に従事し、二足のわらじを履くサラリーマン大家となる。

 

また、宅地建物取引主任者も取得し、さらに本業がエンジニアであることから、第二種電気工事士など各種工事技術資格を保有する。

 

現在は18棟127室を所有し、総資産は約12億円(内純資産は50%)となる。

現在、年間家賃収入は約1億2,000万円・キャッシュフロー約7,000万円

 

不動産関係の主な活動として、インターネット上のブログを通じて全国に情報発信をしている。執筆中のブログは人気ブログランキングで9年連続TOP10入りして、そのうち約2年間TOP1を維持した。

 

著書「ゼロからの不動産投資」(すばる舎)は最近の不動産系の本ではトップクラスの売上げになっており、現在9刷 24,000部まで増刷されている。

 

また、二冊目の著書「めざせ! 満室経営 本気ではじめる不動産投資 」Amazon 不動産投資部門・楽天ブックスの不動産部門で、売上一位を記録している。

 

また、不動産投資の収益物件検索サイト「健美家」のコラムを執筆するほか、休日は全国を飛び回り自己の経験事例をもとにセミナー講師活動を行っている。

 

まわりの協力業者さんなどのパートナーとの連携を大事にしていくことが、不動産経営の最重要ポイントと考え活動することで、所有物件は過去9年間ほぼ満室、物件稼働率は98%以上となっている。

 

 『堅実に進めてきた15年間の不動産投資

           ~ 不動産投資で成功するために』

元祖サラリーマン大家 赤井誠さん
元祖サラリーマン大家 赤井誠さん

第一部 講演資料
第一部 講演資料

第一部 講演資料
第一部 講演資料

第一部 講演資料
第一部 講演資料 TRUSS HOME café

第一部 講演資料 ちっちゃな美術館
第一部 講演資料 ロカド香久山

第一部 講演資料 ロカド香久山
第一部 講演資料 ロカド香久山

第一部 講演資料
第一部 講演資料

 「本当に必要なお金はいくらだろう?そう考えた時、『まずは今の生活を守ることだ』と思った。家族のためにも、生活レベルを落とすことだけは絶対に避けたかった。そこを一番ケアし、無理しない範囲でやっていた。大切なのは、焦らないことです。」

 

これまでの経験をふまえ、もし今から不動産投資を始めるとしたら、最初はどんな物件が良いと思いますか?

 

不動産投資にまつわる様々なエピソードを聞いた参加者からこんな質問が出た時、赤井さんは「やっぱり最初に購入した物件と、そんなに変わらないかな」と答えた後、自分が一番大切に考えてきた思いを率直に語り始めました。

 

今や不動産投資と満室経営のスペシャリストとして、セミナー講師や人気ブロガーの顔も持つ赤井さん。新築や海外をふくめ、これまで20棟を超える物件への投資や経営を手掛けてきました。その赤井さんが初めて投資した物件は、福岡にあった中古の木造アパートでした。

 

「買えば儲かると思っていた」

雑誌で知った不動産投資に強い興味を持ち、43歳の頃に200万円の貯金と 苦労して借りた2000万円の融資で購入した念願の物件でしたが、11月に購入後、繁忙期の3月でも空室がある状況に愕然とします。空室が続けば家賃収入も増えず、広告費や販促費など経費もかさむ一方。

 

「まずは自分から動かないと、満室にならない」

当時、サラリーマン大家だった赤井さんは、週末になると自宅のあった横浜から福岡へ向かい、地元の管理会社を自分の足で廻り始めました。

 

努力の甲斐あって、1~2か月後で満室となりますが、九州の中では他県から来る派遣業の人が多い福岡という土地柄もあり、今度は退去者が続く状況に悩まされます。

 

「何がそんなに高いの?」

退去者が出る度に、管理会社から家賃3~4か月分に相当するリフォーム・清掃代を請求され、その金額に疑問を持った赤井さんは、仕事を終えた金曜の夜にペンキや修理道具をかつぎ、自らDIYで修繕するため、

再び福岡へ直行。すると、壁紙や電気廻りに手抜き修繕されていることが分かり、「大家が遠隔地だと、こうやられるのか」と痛感しました。

 

その後も福岡に通う中、地元の業者さんや大家さんとも繋がりが埋まれ、「このエリアは厳しいですよ」という地域の情報も教えてもらえるようになりました。

 

「心が折れそうになった」

そう語る1棟目の経験ですが、やがて中古の木造アパートを満室にしつつ、次の展開を考えよう!と自分自身を奮い立たせた貴重な経験となったそうです。

 

 

「あきらめなければ失敗ではない。あきらめなければ成功の途中」

 

「成功する可能性のある人は努力、悔し涙、絶望でも頑張った人。

 課題解決を考え、実行。この繰り返しで結果を出した人。

 逆に成功する可能性の無い人は結果を出した人をねたむ、ひがむ人」

 

 

大好きという漫画「巨人の星」のワンシーンも交えながら、赤井さんはこれまでの歩みで大切にしてきた想いを話してくれました。そして、その想いが赤井さん自身の投資戦略と投資における基本的な考え方へと結びついたそうです。

 

 

【事業規模より利益率重視】

 ・不動産も規模の拡大や家賃総額より利益(税引後キャッシュフロー)を重視。

 ・お金をきっちり残す仕組みを作る。

 ・家賃を必死で増やすより経費を減らす方へ。

 

【ひとつの投資法にこだわらない】

 ・フレキシビリティな対応力を持つ。

 ・中古の木造から新築ふくめ、どんなものにもメリット・デメリットがある。

 

【無理して一気に拡大しない】

 ・財務体質を強化しながら進めていく。

 ・CF(キャッフォロー)は利益ではなく運転資金、利回りより資産性重視。

 ・キャッシュフローではなく資産形成されているか?を考える。

 

【具体的な数値目標】

 ・自己資金比率30%。

 ・所有金融資産1億円以上。

 ・年間税引後CF5000万円以上

 

 

「焦るとロクなことがない」

今、自分に憧れると語る若い大家さん。「将来の大家さんたちに会うとよくこの言葉を口にする」と赤井さんは話します。そこには自分自身への戒めもあるそうです。

 

「昔の自分は、いい大学、一流企業、子供の教育は私立が成功者だと思っていた。でも、年収1000万という日本のサラリーマン上位3%も、手取りは689万。年収2000万の一部上場の役員クラスでさえ、手取りは1250万。

 

ステータスではなく収入で見るとこんなもの。自分が会社員の時、人生掛けて目指していたのは、しょせん こんなもの。それより今の大切な生活を壊さないこと。」

 

そして、赤井さんにとっての不動産投資の目的は『家族をふくめ 安心して幸せな人生を送ること』

 

2005年に不動産投資をはじめ、2013年には専業大家となり、今では物件17棟117室(ハワイ、バンコク2部屋ずつ)を所有。賃貸物件の他には駐車場・コインパーキング・野立太陽光なども所有し、なんと家賃収入は1億2000万円になるそうです。

 

そして、もう一つの顔であるブロガーとしての情報発信。

「赤井さんのブログがあったから、今の僕があるんです!」ブログを通じて、そうした方と出会うことで日本中に友人や人のつながりが増えたと言います。

 

「最近はゴルフも忙しいですが(笑)、社会貢献の一つと思って出来る限りやろう!と定期発信を続けています。」

 

自分自身の経験や豊富な知識を事例として交えながら、最後まで笑顔で語る赤井さんのお話を通じて、今回の第一部では「何のために投資をするのか?不動産投資の戦略には、まず明確な目的を決めることが大切」という点を、強く学ぶ機会となりました。

 

塾長 原田の感想

 

第一部の赤井誠さんとは公私ともに親しくさせていただいていますが、今回のセミナーは赤裸々にお話をしていただき、本当に学びになりました。

 

人生として最高の成功を手に入れた赤井さんですが、そんな赤井さんにも第一歩があり、福岡の物件を最初に購入した時の苦労話はとても感銘を受けました。

 

タイトルの通り、堅実に進めてきた不動産投資は、家族のことを第一に考えて、絶対に失敗しない様に進めてきたことがわかりました。圧倒的な勉強による知識と論理的な思考によるそのセミナーは大変学びになりました。

 

無理して物件を買ったり、一足飛びに楽して儲けようという不動産投資家が多くなっている中、その様な風潮に楔を打つような内容でした。コツコツとしっかり真面目に一歩づずつ投資をしてきた姿は、多くの不動産投資を行う人にとってとても参考になったのではないでしょうか。

 

赤井さんの現在は自己資金比率30%以上、所有金融資産1億円以上、年間CF5000万円以上ですが、その第一歩は2200万円の中古アパートでした。ペンキ缶を持って飛行機で福岡に飛んで行ったり、早朝350kmの距離を車で走り仙台まで行っていたのです。

 

本当にお話をお聞きできてよかったと思います。 

  

開催記録

 

●日 時:2021年5月29日(土) 

     13:30-18:00

 

●参加人数: 146名(会場参加:46名、WEB参加:100名)